では「白い雲のように」を題材に、コード習得に進んでいきます
まずU-FRETのコード進行を見ていきますと
G→Am→Bm→C
から始まっていると思いますが、こちらはいわゆる「イントロ」です
早速ですがこの「G→Am→Bm→C」は無視してください
原曲を聞いていただければわかりますが、この曲のイントロは20秒弱ありまして、「てれってってっててれ~」とギターのソロや他の楽器が鳴りながら始まります。この「G→Am→Bm→C」は他の楽器が鳴っている部分の伴奏をギターで再現したもので、一人で演奏する場合は省略して問題ありません。特に「Bm」が難しいので飛ばします。
ということで次の段の
G→C→G→C
から入ります。
超弩級メジャーコードのGとCだけで構成された、素晴らしく未経験者向けのスタートです
しかし「GメジャーとCメジャーは未経験者にとっては難しい」という視点で、進めていきます。
本記事では「Gメジャーをどうするのか」のみ取り扱います。つまり「Gメジャーのサボりコードはどうするか」についてお話しします。
<Gメジャーのサボりコード>
Gメジャーのコードは下記の通りです。U-FRETにも載っていますが、こちらにも載せておきます。
文字で表すと「1フレット→2/3/4の開放弦」「2フレット→5弦」「3フレット→1/6弦」ですね。
※「フレット」はギターの弦を押さえる番地のようなものです。ギターのヘッド側から「1→2→3→・・・」となっていき、ヘッドから遠くなるほど高い音になります

左手の指は三本使用し、一般的には下記のように押さえます。ギター奏者の目線で写真を撮ってみました(おじさんの手ですいません)。

この時、何がつらいかと言いますと「小指がうまく扱えない」です。
よってGメジャーのサボりコードでは「小指をサボる」ということをします。コード表にすると下記の通りです。

こちらのコードは「G6(シックス)」というコードになります。サボりコードと呼んでいますが、Gコード一族の正しいコードではあります。なお注意点として「小指を押さえることはサボるが、1弦は鳴らす」です。逆に「1弦だけ鳴らさない」ほうが難しいのですが、あくまで開放弦で音は鳴らすという点にはご注意ください。

この状態で6弦から1弦まで「じゃら~ん」と鳴らしてみてください。これが「白い雲のように」を弾く上での「Gメジャーのサボりコード」です。以後「Gメジャー」となっているものは全てこのコードで進行していきます。
なお試しに「Gメジャー」と「G6」を弾き比べてみてください。
当たり前ですが違いはあります。
ただまずは「サボりコード」で一曲を目指し、その後、徐々に「本来のコード」に戻していきましょう。たまに「本来のコード」で練習すると、徐々にサボらなくてもできるようになります。
では次回は「Cメジャー」の話をします。
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